先生と執事





窓を閉め、先生と並んで歩く。





私達の愛しい人の元へ。





「んんー…」





「ははっ、可愛いな。」





寝息をたてながら寝返りをうつ君に先生は目を細める。






もうすっかり、パパの顔だね。






「ほら、そろそろ起きろよ。」






頭を撫でながら先生が声をかけると、少し微笑んだ気がした。






駄目だよ先生。





それ逆効果だもん、安心して更に夢の世界にはいっちゃうよ…?







「今日は土曜日だし…私達ももう少し寝る?」






「んー…そうだな。ゆっくりしようか。」







大切な君を挟むように布団に入る。






二人で君の胸元等辺に手を置き、微笑む。






こうしていると、最高に安心する。