「これからは、ずっと見ていられますね。」
私に寄り添うように座った先生は、とても優しく私に微笑んだ。
「う……っん」
返事をするのがやっとだった。
涙が溢れて止まらなくて、ただ泣き続けた。
私いつから泣き虫になったんだろ…?
「もう居なくならないで下さいね。」
そっと涙を拭い抱き締めてくれた先生の肩は、少し震えている気がした。
「あなたの隣は私のものですからね、お嬢様。」
「っっ!!!!」
耳元で囁かれた甘い言葉。
それは私の体温をむちゃくちゃにしてしまう。
恥ずかしすぎる…!!
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