「やっと、この二つが揃いましたね…」






「え?先生…?」







「綺麗ですよ、お嬢様。」






「ーーっっ!!!!」







リビングに着いた私に先生が言った言葉。





その一つ一つがドキドキして頭から離れようとしてくれない。






「お嬢様どうなされました?」






「いや、何もないの…気にしないで。」







パーティーの間中、私の顔の火照りが消える事はなかった。







先生を見かける度にその火照りは増し、まるで全身が心臓のようだった。







うるさい、私の心臓…。






先生にバレたらどうすんのよ…。