それからはパーティーをしようと言う事になり、私と先生は着替えさせられた。
先生は執事用のスーツに。
私は先生が選んでくれた、あの青いドレスに。
永田がヘアメイクもしてくれ、私は再び完璧なお嬢様に戻った気がした。
「お嬢様、こちらはどうしますか?」
「勿論つけるわ。お願いしていい?」
「はい、かしこまりました。」
永田が取り出したそれは、あの日のヘアピン。
先生と繋がってますようにと毎日つけてたんだ。
「はい、出来ましたよ。」
「ありがとう、永田。」
「では行きましょうか!!」
「ええ。」
永田が自信満々に仕上げてくれた姿で、私はみんながまつリビングへと向かった。

