先生と執事






先生の運転姿はとてもスマートで…何かめちゃくちゃ格好良く見えてしまう。





「…見すぎだから。」






「うへ!?わわ、すいません!!」








ばれてた…超ガン見してたの。





恥ずかしすぎる…。







「いいよ、帰ったら沢山俺も見るから。」






「え?」






「はい、とーちゃく。」







今、先生がとてつもなく気になることを言った気がしたんだけど…。






気のせいかな?







「みんな待ってるから、行くよ。」






「はいっ」








急ぎ足で私を引っ張る先生について行き、私は約5年ぶりになる我が家に足を踏み入れた。