ガタッ 「あ……。」 そうだ、薬…。 さっき上田が起きたら飲ませて欲しいと置いていった解熱剤が私の視界に入った。 これのんだら…楽にはなるかな? 「……できるかな。」 置かれていたコップと薬に手を伸ばし、ゆっくりと薬を口の中へ。 そして、当たり前のように水を飲む。 というより、水を口の中へと含んだ。 よし、準備万端……。