「みぃ~くぅ~!!!」

 とっしーんっっ!

「なによりぃ。
 暑苦しいわよ。
(男子の視線全く気づいてないのね、さすが無自覚)
 どーしたの?」

「どーしたもこーしたもないよっっ!
 今日はなんの日~?
 部活見学の日~!!!やったねっ
 実紅も大喜びなのです。」

「いや、勝手に行ってら~/」

「いやいや。実紅も行くに決まってるでしょ!?
 りんの応援団長ってなってるんだから。」

「ハァ…そんなの男子に頼めばいいじゃない
 いつ決まったのよ、だいたい璃衣ってホントに走れるの~?」

「走れるよっ(一応)
 りん、中学の時3年間続けたもん(一応)
 じゃぁ、今度の仮入部のタイムトライヤル見に来てよっ
 走れることを証明して差し上げよーう(遅いけど)。」

 まぁ、速いとか言ってないし、嘘はついてない。よし。
 あの人に…陸に1番見てほしかったかな。
 東京に帰ってきてるなんて、嘘かもな~