「走るか。」 陸が静かにそう言った。 「うん。そうだね。」 実紅がみてる。 ちゃんと笑わなきゃ。心配かけちゃうよ…。 いつもの璃衣でいなくちゃ。 これまでと何も変わらない。 陸がいても何も。 忘れよう、昔の約束なんて。 覚えてたりんが変だったんだよね。 きっと、そうなんだよね?陸…。 これからはただの仲間だね。