…相川ドリームハウス-凛side-…
「おーい。四季。ココ教えてくれ…ってあれ?」
ノックなしに教科書をもち四季の部屋に入るなりハテナマークを浮かべる俺。
だってもう6時半すぎるぞ?
夢やら愛理とかならわかるけどあいつが好んで外にいるわけねぇし…
「んー…」
四季の部屋でカンガエゴトしながら突っ立ってると
「なにしているの?凛」
甘ーい甘ーい高ーい声が俺の耳に届いた。
「…愛理か。なんだ。愁は?」
「え?愁は今もお勉強中よ。教えてもらってたの」
嘘つき女め。どうせラブラブイチャイチャしてたんだろ。
「ふぅん?あのさ。四季しらね?」
「え?帰ってないの?あの子が?」
「あぁ。珍しいよな」
「えぇ…奈々もいないっぽいしね」
「は?」
不思議にも重なるモンだな。
つい最近あいつらの過去を知ったばっかりの俺は心配性になりかけ。
「ねぇ。四季ちゃん知らなぁい?」
夢が部屋に入ってきた。
皆四季の部屋に入るのはえんりょうなしか。
まぁ俺の部屋じゃねぇしいいけど?
「塚…マジでいないの?」
「ぅーん。電話かけても出ないんだよねぇ…」
「え?四季が電話で無いのは不思議すぎるわ…」
「え。ソコ?」
ツッコム。不思議がるのはそこなのですか?
