愁も奈々も凛も聞こえてない。僕にしか多分聞こえてない


「…そう。そっか。それはさっきっと僕だったらの話になるけど…」


「?」


「きっと守ってやれって意味だよ!」


「…そうだと…いいな…」


バスケ担当の先生が事故で骨折した。その話しから愛理、四季、奈々の真実が分かった


でも知ってどうする?僕には何かできる?


「でもね…」


四季は泣きながら僕だけに言った。


「もう大切な人を亡くしたくないから…居なくならないで…皆…」


「…四季ちゃん…」


床には四季ちゃんの涙でいっぱいだった。


「うん。大丈夫。愁も凛も奈々も愛理も…僕も、居なくならないよ。だって仲間だし」


「…ありがとう…ありがと…夢…」


あぁ。そうだよ。一緒にいればいい。


なにも言えない情けない僕でも出来る事。


見つけた。