「爆弾」


「はぁ?」


馬鹿にすんなよな


「嘘だよ。その中身はノートと鉛筆だ。なんかなくなったからって」


「ふぅん」


「ただいま」


「え?」


「は?お前早くね?」


「先生が事故って骨折したから今日は休み。」


「うわぁ。淡々と言うけど。」


「だって私の怪我じゃないから」


「お前さ・・・そのひねくれた性格どうかした方が良いぜ?」


「煩い。黙ってろ。」


「おい」


「凛?」


愁。さすがって感じのタイミングだよ。


「これだろ?」


凛も話をすり替えて愁の方に向かった。


四季ちゃんはもういない。部屋に言ったらしい。


相変わらず足音一つないなぁ。


「たっだいまぁーっ」


奈々の元気な声が家に響く


「おかえりぃー奈々。まだ9時だよぉ?友達は?」


「いっやぁ?なんかさ?信号が故障したみたいでいけないのだよぉー明日になった」


「信号が故障?それはまたなんかいろいろあんなぁ」


「えぇ?」


「なんかバスケの担当の先生がじこったみたいで・・・」


「・・・事故?」


奈々の顔色が悪くなっていた。


「な・・・奈々?」


愁が心配そうに首をかしげる。