・・・相川ドリームハウス-夢side-・・・


今は9時。


おきたばっかりの僕。


そんな僕に待ち受けていたのは空腹。


家には多分もう奈々と愛理は居ない。


かといって・・・四季ちゃん?嫌…愁?凛?


うぅん…


「空分を満たしたいなら冷蔵庫を開けるといい」


後ろから四季ちゃんが教えてくれた。


でも何故かテンション低い?声がとても低い気が…。


「はぁ…」


「どぉしたの?四季ちゃんっ」


「別に…?家の前に女子が居ることが苦痛だなんて言ってないぞ」


・・・うん。嫌なんだね。隠し事が出来ないんじゃなくて多分・・・


助けを求めてる?


「僕おなか減ってるし。頑張ってね」


あ。オーラの色が濃くなった。紫が黒に。


「バァカ。お前なんて消えてしまえ。落ちこぼれが」


何でこんなに毒舌なの?


まったく・・・。


そういえば・・・聞いたこと無いな。


四季ちゃん達が何でこの家の・・・相川夫妻に拾われたのか。


まずなんで捨てられていたのか。


僕らは捨てられたわけじゃない。両親が事故で亡くなって施設に入ってるのを・・・。


聞いてみようかな。帰ってきたら。でも聞いて良いことなのかな?


「ん~っ・・・あ。起きてたのか。ちょーどいい。愁の部屋にこれ持ってけ」


「え?何それ」


凛が玄関から何かをほ降り投げて僕に渡した