『ごめん、今月はいっぱい入りたくて。来月からはたくさん会えるようにするっ!!』
『香、今日何かあった??』
いつも、考太はするどいっ!!
隠しておいてもばれると思って正直に話す事にした。
『あのね、今日お客様からラブレターもらったの。でも、断るからっ!!』
『当たり前だろ??ってか見てた。香笑顔で受け取ってたな。アイツが好きなのか??』
『違うっ!!
最初なんなのか分からなくて、いつもの営業スマイルで受け取っただけっ;;;
考太の事好・・・』
一瞬何が起きたか分からなかった。
頬が熱くなって気付いた。
私、叩かれた。
涙が溢れた。
『なんでっ、もぉ考太が分からないっ!!
酷いょぉっ!!』
『酷いのはどっちだよっ!いつも俺が謝ってばっか。香が悪くても俺が謝ってる。でも今日のは香が完全に悪いだろ??!!!』
『だからって叩くの??!!』
『叩いたのは悪かったよ。でも香も謝れょ。』
この時、素直に謝れば良かったんだ。
でも、私はまた間違いをおこす。
『私、悪くないっ!!!ラブレターだって一方的にもらっただけ。携帯だってバイトが楽しくて触る時間がないのっ!』
本当の事だった。

