青木先生が光が書いたものを分かり安く説明してくれて。


クシャクシャに書かれた字を、青木先生は段々と字らしくなって来たと言った。


入学当時に書かれたものと比べると、変化がある事に気づく。


「光君は必ず字が書けるようになりますよ。」



そうだ。



必ず書けると信じて待とう。



気持ちよさそうに眠る光を見つめていると、光が目を覚ました。



光が微笑む。



そして、私の手をとり花壇へ向かう。



光が私に見せたのは、綺麗に咲いた花だった。



光が育てて咲いた花。



そして、光が育てた野菜のきゅうりも見せてくれた。



でも、光はきゅうりが食べれない。


野菜は一切食べられないのだ。