幼稚園の生活になれた頃、次は小学校入学を目指さなければならない。


光の知能は三才にも満たないと診断された。


三才児が小学校へ入学なんて無理に決まってるが。



光は薫と一緒がいいとはっきりと言った。



そうだよね、光はいつも薫と一緒だった。



だから私は覚悟を決める。



薫と同じ小学校に、光を通わせる事を決めた。



父さんと二人で光の診断書を持ち校長先生に会い、光の入学をお願いした。


光は普通の学級では難しいので、養護学級に席を置き、他の子供たちと交流が出来る機会も与えてほしい事を頼むと。


養護学級担任の青木が幼稚園まで足を運び、光の様子を見に来てくれていたのだ。


不安はあるが、又頑張って行こうと思う。