ヒデキ君は直ぐ喧嘩をしては暴力を奮う。



でも、何故か、光には絶対手を出さない。



光といるヒデキ君は、まるで別人のようだと担任の松田先生が言う。



ヒデキ君のお母さんはまだ若くて、私とは合わない感じがして、苦手なタイプだった。


ある日、そんなヒデキ君のお母さんに話かけられる。



「光君といるヒデキはとても落ち着いていて、暴力を振るわないんです。光君には何か人を引き付ける力があるみたいですね。」


嬉しくて、又泣いてしまった。


光に又新しい友達、ヒデキ君の誕生。


幼稚園には、服が汚れた時の着替えを置いてあるのだが、その日着替えの服がなく、ヒデキ君の着替えを借りて来た事に驚いてしまう。


サイズがかなりの小さめなのだ。


ヒデキ君は光より身長も低く、痩せていた。


はち切れそうなくらいに、パンパンなシャツとスボン。


思わず笑ってしまう。