父さんが帰って来ると私に話があると言う。


え、父さんは何処へ行ってきたのだろうか。


「今幼稚園へ行き、園長と主任の先生と話して来た。明日から母さんは幼稚園へ着いて行かなくていい。担任はまだ幼稚園に慣れな子供たちに手がかかる為、光をみる事は難しいから、主任の山田先生が光を見てくれる事になったから、明日から幼稚園に行かなくても大丈夫だ。」



父さんが何を話してのか、理解出来ないでいると父さんは又話出した。



「母さん、もう大丈夫だから、何も心配せずに光を幼稚園へ行かせよう。光がそれを望んでいるんだ。園長も主任の先生も申し訳なかったと言っていた。担任もお母さんに甘えていましたと言ってた。職員みんなで頑張るから、明日から幼稚園へ来てほしいと言われたよ。」



涙が止まらない。



私が弱気になってどうするのよ。


自分に勝を入れる。


光が私の膝に入り涙を拭いてくれた。


お母さん泣かないで、と言ってるように思える。


光、ごめんね。


こんな弱い、お母さんを許して下さい。