そして、母親たちの罵声毎日。


聞かないつもりでも、耳に入って来るのだ。


「ほらあの子話せないんだって、障害があるのに普通の幼稚園へ入れるなんて、どうかしてるわよね。」


どうせいつもの事覚悟はしていたが。


けれど、目の前で、光が虐められているのを見るのはかなり辛い。


でも、必死で絶えた。


光が虐められていてもそれを遠くから見て、決して口出しはしなかった。


光が幼稚園になれようと頑張ってるのに、私がそんな事に負けたら駄目だ。


先生方も幼稚園に慣れず泣く子たちの対応に忙しくて、光までに目が届かない。


後から聞いた話しによると、光には母親の私がいるから先生方は安心していたのだと言う。


毎日光と幼稚園に通い、肉体的にも精神的にも私はかなり疲れ果てていた。


もう、限界かもしれない。