次に複雑な立方体の箱を広げたら、どんな形になるか?を考える授業。


私にはさっぱり想像出来ない形を、光は言い当てる。


どんなに複雑なハズルでも見事に完成させるのだが。


絵を見せて、これは何だと聞けば、単語では答えるが会話は出来ない。


先生からの質問に、言葉で答える事は出来ない。


折紙は得意だが、絵を描く事も出来ない。


お母さんは?と先生が聞くと私を指差す。


私が母親であることは分かっているようだが、光にお母さんって呼んで貰える日は来るのだろうか?


たとえお母さんと呼ばれなくても、私は光の母親に変わりはないのだか。


そう、強くそう思っも、不安は多い。


光と会話があったから、出来る日が来るのだろうか。