光は必死になって、困った時はお巡りさんのいる交番に行こうと考えたのだと思う。


交番の場所をコンビニで聞いて、頑張って歩きづつけて交番をみつけたと言うのに。



交番にお巡りさんはいなかった。



しばらく交番の前で待ったが帰ってこない。



仕方なく近くにあった不動産屋さんに入る。



そこで、光は、携帯の充電が切れたから、充電をさせてほしいとお願いしたらしい。



光らしい行動に笑えた。



光は電話を貸して下さいでなく、充電をさせてほしいとお願いしたのだから。



不動産屋さんのお兄さんがとても良い人で、光に家に電話をするように言ってくれたのだが、光を探しに出ていて、家には誰もいなかった。



夜の街を父さんと私と次男の三人で探し続けていたのだ。


もう、見つからないのかも知れないと諦めかけた。


光、何処にいるの?


お願いだから、帰ってきて。