知的障害者の介護検定2級を取得出来る試験が受けられる話があり、光は受けたいと言ったので。



先ずは面接を受け、ツバサからは2名だけが受講出来る事に決まる。



ツバサから10名が面接を受けた。



結果発表の日、面接に落ちた光は家に帰らず、ひたすら違う道を歩き続けていたのだ。


いつも帰るはずの時間に帰って来ない光を、二男が車で探しに行ってくれた。



光はいつも借りていたビテオ屋さんの前にいたと言う。



二男は落ち込む光をドライブに誘い、その帰り光が欲しがっていたゲームを買ってくれたのだ。



光はご機嫌で帰宅する。



今日は光には何も言わないで置こうと思い、帰って来た光におかえりとだけ言う事を決めた。


光は悔しかったのだ。


介護検定を頑張って、おじいちゃんやおばあちゃんのお世話をしたいと言っていたから。


光、今回は残念な結果だったけど、次を目指して頑張って行こう。