自閉症の光は一人でいる事を好む。



このまま毎日家で過す事になると、益々外出出来ずにひき込もってしまう事が心配。



光の為にワークスツバサに通う事を決めた。



ワークスツバサは50人が通う障害者の授産所施設になる。



やはりここも不景気の影響で仕事は激減していた。



青空学園の施設利用料は月45000円で、私立の高校へ通う以上にかかったし。



その後法律が変わり二年生になった時は月10000円に下がったが。



ワースクツバサも利用料が月14000円もかかる。



光が作業して貰える工賃は、時給40円基本給2000円で一月130時間働いて7200円。



利用料の半額だ。



青空学園の時の工賃は、だいたい月20000円を貰っていた。


厳しいがこれが現実。



障害者が働く場所がないと言う、厳しい現実。


それでも戦い続けて、前に進むしかないのだ。