青田先生は非常勤の先生で家の都合で退職されそうだ。



光は不安を抱えながらも、毎日頑張って作業をしていた。



作業をする事に先生が評価をつけ、その評価によって作業工賃が貰える。


近くの工場から内職の商品を借りて、納品をして利益を得るらしい。


子供たちは工賃を貰えるの事で、暑い中エアコンのない工場内で作業に励んでいた。



光もその工賃で、本やゲームを買ったりした。



作業を参観出来る日には、青空学園へ行き見学をしたり、洗濯物が心配で部屋に行くと、濡れたままのタオルが引き出しに入ったり。



そっと濡れたタオルを干したりもして。



二年生になった光は後輩の面倒もみているようだ。


頼もしい限り。


光は弟が欲しいとよく言ってたから、面倒見の良いお兄さんになってるのかも知れない。