鈴木課長が話そうとすることを、光と静に聞くことにした。


「園長、私も光君は頑張れる子だと思いますよ。中学の資料からもそれが伺えます。」


涙が溢れそうになる。



もう一人の指導員の人も同じにように言ってくれたのだ。


園長がどう思ったのか分からないが。


光の存在を認めて貰えたことが、本当に嬉しかったのだ。


最後に鈴木課長が笑って、光と私を見送ってくれた。



あの笑顔はきっと光君は大丈夫だと、言ってくれてるのだと信じたいと思う。



結果が出るまで数ヵ月かかる。



その結果が出るまで毎日祈り続けた。



そして、結果が中学に届き、光の無事入園が決まった事を知った。



こんなに嬉しい事が今まであっぢろうか。



光、やったね!



入園が決まったからとまだ安心はできないが、これでぐっすり眠る事が出来る。



次は入園の準備をしなくてはいけない。


やっぱり、眠ってなんかいられないかな。