中川先生に養護学級から公立の高校への進学は、不可能だと聞かされていた。


公立高校へ進学した可南子さんは、虐めにあい普通クラスいられなくて、養護学級に席を起き、塾などに通い勉強をしていたからだと。



この二年間、光は勉強らしいを殆どしていない。



柴山先生は養護学級でも、受験に向けて勉強をすれば進学は可能だとはっきり言うのだが。



もう、中川先生を悪く思うのは止めよう。



この1年で、嫌、夏までに光の進路を決めなくては行けない。


市内の養護学校の高等科に行くか、後は市外にある知的障害者授産所施設、青空学園へ入る事だ。



青空学園は二年間の寮生活をして、色々な作業を覚え就職を目指す訓練校。



青空学園の定員は男子が20名女子が10名。



かなりの倍率で入園する事はかなり難しい。


でも、青空学園に光が行きたいと望めば、光の思いを通してあげたいとおもうし。


前頭多難な兆しがした。