それから中川先生は変わった。


マコト君のお母さんは信じられないと言っていたが、私は信じたいと心から思う。



養護学級副担の小田先生は昨年二男の担任だった先生で、とても話安くて光の事もよく見てくれた。



養護学級は中川先生一人で見ていたが、副担の小田先生が一緒に子供たちを見てくれる事になったようで。



光からタカシ君は中川先生に叩かれていないと聞き、本当に嬉しかった。



そして、タカシ君は無事中学を卒業をして、養護学校の高等科へ進む。



もう一人の三年生の可南子さんは、公立高校へ見事進学した。


光の未来もそろそろ考えなくてはならない。


中学へ入学出来たと喜ぶ暇もなく、又次の進路への挑戦。


光とたくさんの話をして、又未来を見つめて行こうと思う。