この6年本当に色々な事があり、長かったような短かかったような不思議な感じがした。


小学校入学の時は三才にも満たない知能しかなく、聞いて理解する力が衰えていると診断されたし。



字も読めない書けない、回りとコミニケーションが全くとれない。


不安だらけだっだ。



幼稚園に通うのも無理だと言われたが、光は頑張って無事に幼稚園を卒園。



だから、大丈夫頑張ればなんとかなる、嫌なんかしてみせるぞ。



そんな強い意思を持ち家族で力を合わせ、光と頑張って来たのだ。


明日の卒業式前に、色んな事を思い出していた。



学校から中々帰って来ない光を心配していると、通学路でない道を探検しながら帰って来たと嬉しいそうに話す光を、叱る事が出来なかった事や。



帰り道で知らないおばあちゃんに柿を貰ったり、お菓子を貰ったりして来たこともあったし。



毎日光が家に帰るまで心配が収まらない日々。


光本人は毎日が探検してる見たいに楽しかったのかも知れない。


誰にも元気よくあいさつをする光。


近所のおばさんにいつもその事を誉められたりもした。