次男は体が小さくて病気になる事が多く、入院を何回もした。


気が小さくて人見知りで、虐めにもあったが、一度も学校へ行きたくないとは言わなかったのだか。



でも、本当は行きたくない日もあったと言う。



光といる時間がどうしても多くなり、薫とゆっくり話す事が出来ない。


今日は光を父さんに任せて、薫と色んな話をしようと思った。


そんなとき、薫が真剣な顔で言う。



「お母さん、僕は光のお古を着るのはやだ。」



我が家では次男の方が小さい為、お下がりではなくお上がりと言って、弟の光が着た物を兄の薫に着せていた。



「身体検査の時、光と書いたパンツをはいていて、みんなに笑われたたんだぞ。」


ごめんね。


それからは次男に光のお上がりを着せるのは、止めにした。


薫の気持ちを無視をして、本当にごめんなさい。


もっと早く気づくべきでした。


薫の母親、失格だ。