自我に目覚めた光。


私が決めるのではなくて、光が自分で決めて行動をするようになり。



嬉しいような寂しいような不思議な感覚。



もう一緒に並んで歩けないのかも知れない。



でも、それは光の成長だから、やっばり嬉しい。



まだ、まだ先は長い気を抜かずに行こう。



3年生になった光は、一人でマラソンコースを走り切った。


光は6年間ビリを走り抜いた事になる。



順位など関係ない、走る事に意味があるんだよ、光。



次男も万年ビリだ。



3年の光たちが走ると時差で、4年の次男が走り出す。



二人でゴールした時は、大拍手だった。



光がゴールする時は、みんなが頑張れの応援をしてくれるのだ。


次男はいつも光るが羨ましいと言う。


みんなに注目されて、応援してもらえるからだと。