安里は悲しそうな顔をした。



「…でもあたし安里がいてよかったよ」


「え?」


「あたしひとりだったら諦めてた、安里がいたから倒せたんだよ」



もし安里がいなかったらどうだったんだろう。


きっと天使の長も安里がいたからあたしに力を貸してくれたのかもしれない。


信じている仲間がいたから…



「…なあ由美」


「ん?」