天使の笑顔で





カランコロンカラン


「いらっしゃいませ~」


「やほっ」



「…………うわ」


明莉だ


俺はこれでもかってくらい嫌な顔をする




「コーヒーください」


「へいへい他には?」


「以上で」


喫茶店でバイトを始めた

その様子をわざわざ見にきたのか?



「何しに来たんだよ」


「ちゃんとやってるかなってね
もうすぐまゆちゃんの誕生日なんでしょ?
偉いじゃん彼女のために」


もちろん明莉は俺とまゆが付き合ってることは知ってる


そして

そう



7月26日は


まゆの誕生日だぜーー!!!!



とりあえず明莉をなんとかしよう




「コーヒー飲んだら帰れよ?」


「わかってる」




俺が中学の時に

部活でバスケやってた時もあんな感じに冷やかしてたな


くだらんことするなバカ