すると遠くの方で ベンチに座っているまゆちゃんに目が行く まゆちゃんもこっちに気づいたようだ 「涼真君、こっち」 まゆちゃんは手を振りベンチの横を指差す 「まゆちゃん、病院抜け出したらダメだろ」 「退屈なんだもん」 「それでも居ろよ」 「へへ~ごめんごめん」 心配だったけどなんとか元気そうだ 少し間が空いてから 本題に入ることにした 「で、何か用あったから あんなメールしたんじゃないの?」