俺はまた必死に走った



開いたままのケータイにはこう書かれていた


《病院、抜け出してきた
学校の近くの公園に居るんだ♪来てよ》




またダッシュでその公園へ向かう



無理したら体壊すじゃねえか!


歩いて10分



走れば5分で着く


それほど時間が掛からないでよかった



思えばまゆちゃんのためにいつも走ってる気がする…



そんなことも思いながら




すぐに公園に着いた