天使の笑顔で






「涼真君……」



まゆは小さな声でまた俺を呼ぶ



「まゆちゃん喋らないで」


深津先生がまゆに言うが




「……やだ……伝える」




「………」



俺はまゆの力の無い声に涙を溜めていた