涼真Side
俺はいつものようにまゆのお見舞いに行く
「涼真君、」
いつもとは違う
なんか雰囲気がまゆらしくない
そんなまゆが俺を呼ぶ
「どうした?」
「もうちょっと近く寄って寂しいの」
珍しいなそんなこと言うの
まゆに近づくとまゆは俺の手をギュッと握る
甘えたいのかな?
にしてもどっかで見た光景
「あのビデオ見たよ
すっごい面白かった」
「おぉ、元気出ただろ?」
「うん!」
「今思えばアホ過ぎて笑えるわ」
「あれじゃなきゃダメだよみんなは」
「そうか?」
「うん。楽しそうだし」
楽しそうか
あの中にまゆ入れたかったな
でも誕生日プレゼントだしな
大成功でよかった!



