天使の笑顔で





ブゥゥー!


一本の電話が鳴る



「もしもし?」


昼休みでよかった


公衆電話からだ


誰だろう?




「涼真君!?」


この声は…


慌ててる様子




「まゆのお母さん?」


息を切らしているまゆのお母さん


一体何が……



「まゆが!まゆが!」





――――――――――――――





「え?」






俺は急いで病院に向かう



学校に居るのにも関わらず




たまたま近くに居た明莉も一緒に連れていき




まゆの元へ急いで駆け付けた




なんで俺はまたなにも出来ないんだ




もうこれほどの後悔なんてない