とりあえず会えた事が嬉しくて、 思わず二人に抱き着こうとする。 けど、 「…ぁ……!!」 ……よく見ると、父さんと母さんの体は、陽炎(カゲロウ)のように揺らめいていた。 絶句する私をよそに、母さんが口を開く。 「神無。ここがどこか分かる?」 私は黙って首を横に振った。