「ファイトー……いっぱーい…」



1発じゃ足りないくらい、眠い。


でも起きなきゃ……と思った私は、目元をぐりぐりこすりながら上半身を起こして。



「……あれ?」



でも兄ちゃん、昨晩は徹夜で宿題じゃなかったっけ。


だったら、もう少し寝ても部屋に来ないかな?
……なんて誘惑が襲ってくる。


でも今日は平日だし、あんまりずっと寝てたら…と考えたその瞬間、