「っ!!」 驚いた私は、目の前に倒れた愁君を必死に見る。 幸い、頭は打たなかったらしく、血などは一切出ていなかった。 そして――― 愁君から、泥と血の悪臭が、 完全に抜けていた。 「…………っ!!」 ……それは、つまり。