屋上へ吹く生ぬるい風が、愁君から溢れる鬼の臭いを緩和する。 少し息のしやすくなったその時、私は愁君に押し倒された。 「………っ!!」 「くすっ……緊張してるよ?」 愁君の色っぽい表情に、思わず顔が赤く染まる。 うわぁ……。 瑠美が見たら一瞬でノックアウトされるなぁ、これは。