ホームルーム前の喧騒に混じって微かに聞こえるコール音。 しばらくすると、 『神無、どしたん?』 兄ちゃんが電話に出た。 今まで寝てたのかな、声が寝ぼけてるみたい。 でも、電話に出てくれてよかった 「あ、兄ちゃん?よかった〜」 繋がらなかったらどうしよ…って思ってたんだよね。 『てか神無、いま学校じゃね?』 「………兄ちゃん」 兄ちゃんの質問に答える事なく、私は事実を伝えるために、 静かに口を開いた。