その席というのは、龍真の席。 龍真は普段から登校して来る時間が遅いけど、今日もみたい。 「………よかったぁ」 私は一つ溜め息をつく。 龍真が今の状態の愁君に会ったら……ショック受けると思うし。 私はポケットの中に符を詰め込みつつ、一通の手紙を龍真の机の上に置いた。