だけど、いつもと様子が違う。 目はギラギラと血走り、 いつもの爽やか成分はどこへやら……顔にはニヤニヤと下品な笑いを浮かべていた。 しかも…… 「……愁、君?」 「なぁに?」 愁君が私の方へ足を踏み出した瞬間、強烈な血の臭いが鼻をつく。 鼻を刺激し続けている泥の臭いに混じったその臭いに、 「…………うっ」 私は思わず後ずさる。