……唐突に眠りの海から引き上げられるような感覚と共に、 はっきりしてくる意識。 目をばっちり開けてから数回まばたきをすると、 「あー…よく寝たっ!!」 私は寝転んだまま伸びをして……目の前に見える景色を見つめた。 目の前には、私の部屋の天井。 服は、制服。 ……って、あれ? 「……えーっと」 ……なんで私、寝てるんだっけ? とっさに考え込んだ。