『結ばれた境界を以って、我が領域を作り出せ―――――結界』 立入禁止になっている、誰もいない屋上。 一般的には立ち入り禁止となっているその場所へいつも通り訪れた私は、 『鬼狩り』の一族以外は入れないように結界を張ってから、屋上の鍵をかけ直すと…… 「くはぁ〜っ」 フェンスの低い屋上の中央で、大の字になって寝そべった。