私はもう一度、腕に力を込めると 腕から力を抜いて、 龍真君の体から離れた。 「………」 龍真君が少し驚いた顔してる。 それを見て、笑いながら………。 「ほら、歌わないの?」 マイクを手渡して龍真君に問う。 同時に、自分に言い聞かせる。 ダメだよ、って。 これ以上甘えたら……… 私は、『戻れない』。 護衛が終わっても、別れても、 私はきっと、龍真君に甘え続けちゃうよ……。