「ほ、他にどこか無いかなっ?」 取り繕うようにそう言うと、必死に他の案を考える。 んー……いまから映画? でも、今って何を上映してるの? と、思ったその時。 「神無」 「は、はぃっ」 「行きたい場所、あった」 龍真君はそう言って、私を見下ろした。 「行きたい場所?どこどこ?!」 龍真君から提案なんて正直考えてなかったから、すごく意外で。 だけどちょっと嬉しくて。 思わず身を乗り出して聞く。と。