私は小さくため息をつくと、軽くなったトレーを持ち、 「瑠美…そろそろ行ってくる」 「ん、いってらっしゃい」 瑠美にそれだけを告げて店の外へ踏み出す。 目指すは、家。 …わざわざ戻るからめんどくさいんだけどね。 メアド知らないから、待ち合わせ場所を駅とかに変える訳にもいかないし……。