ポケットに入れていた『符』を取り出して構え、必死に気配を探る。 緊迫する空気。 「兄ちゃん、待ってて……!!」 何が原因かわからないけど、私は頑張るよ!! そう意気込み、『符』に霊力を込めようとした――その瞬間。 「仕方ねぇ〜っ!!!!」 頭を抱えて苦しんでいた兄ちゃんが、天井に向けて唐突に叫んだ。