流れるプールや様々な種類のウォータースライダーがある、長浜プール。


そこで遊び始めてから、しばらく経った時――…



「次はあそこのプールに行こっ」


「神無、その次アレね!!」


「すげぇはしゃいでんな〜」


「そういう愁が一番はしゃいでたじゃないっ!!」


「そうだっけか?」



指摘されてとぼける愁君。


そんな、カップルのほほえましいやり取りを聞いてたら



「………おい」


「え?」



先頭を切って歩いてた私の肩に、坂下君が手を置いた。